こんにちは。e-Rirekisho.comのセルダル・バシャラです。お元気ですか ?

新年明けましておめでとうございます。2007 年も皆さんにとって健康と幸せが一杯の素晴らしい一年となりますようにお祈りします。

今年のお正月は二つのお祭りが重なりました。イスラムのクルバンバイラム (犠牲祭) も今年大晦日の日から 4 日間だったのです。イスラム教は月暦で計算されますので、太陽暦によって毎年 11 日ずれます。このように大晦日に当たるのは 65 年に一度だそうです。次も見られるのでしょうか ? 命をくれるのは神様ですので、神様のみご存知です。

一番得したのは勿論4歳の息子です。イスラムの祭りでも、日本のお年玉みたいにお小遣いをもらう習慣があります。それで、母親の日本の親戚からも私のイスラム兄弟からもお小遣いをもらい、5 万円も集まりました。

「おもちゃの車がいいですか ? 本物がいいですか ? 」と聞いたら、

「本物が欲しい。」と言われました。

「そうしたら投資しなくちゃ」と言ったら、本人はそれに納得していたようです。

そういうわけで、年明けに早速銀行に行きました。銀行に行く途中でまずモスクにより、一部を寄付しました。また、このお金を増やしてくれるようにもお祈りしました。トルコで、物を買った時や何かのきっかけでお金を頂いたとき、必ず「神様が増やしてくれますように (Bereket Versin)」とお祈りします。「全ての財産を持っているのは神様であり、頂いているのも神様から」だからです。

その後ぎりぎり銀行に間に合い、入ったとたんにシャッターが下りました。

息子が、
「お年玉投資したい ! 」
と言うと、銀行の方はとても驚いていました。

ちなみに、毎年 5 万円を投資し、平均的に年間 10 ％の実質リターンがあれば、15 年間で 1,797,486 円になります。中古のかっこいい外車が買えるでしょうね。勿論、そのときまだ生きているのであれば、

「そのお金で留学にでも行って、自分の将来に投資すれば、今度外車だけでなく、広尾のマンションも買えるよ。」

とアドバイスするでしょうが…。お金は稼ぎ、一部を寄付し、投資し、それから使うものだとわかってもらえれば、何兆円の財産を残すよりもずっと良い効果が出るでしょう。

キャリアで成功するためにも一番いいアクションは自分の未来にする投資です。

財産の話になりましたが、今年のテーマを「年収 1 億円会社員を目指して」に致しました。

日経新聞等ビジネス紙も毎年何かのテーマを決め、一年中それに関する記事を中心に書いていますよね。「少子化」、「IT革命」、「年金改革」、「格差社会」等。

このコラムの今年のテーマは「10年間で年収1億円会社員を目指して」です。

勿論、お金は全てではありませんが、ビジネスで活躍する上で、結果は収入で図るものです。例えば、営業職の面接に行かれたとき「今の仕事でいくら売れているか」が聞かれます。購買職の面接に行かれたとき「どのような交渉でどれほどコスト削減ができているか」が聞かれます。日常生活でも、例えば銀行に住宅ローンを借りに行かれたとき、「昨年の源泉徴収票」が求められます。

これらは世の中の事実です。貴方にもそのままこの事実を認めて欲しいと思います。好きな仕事を優秀な仲間と一緒に楽しくすることだけで満足しないで欲しいのです。是非、貴方の貢献に見合った高い報酬も求めるようにして下さい。

では、なぜ「10 年間で年収 1 億円会社員を目指して」か ?

実は、最初は「今年こそ 1000 万円台外資系転職」にしようかなぁと思いました。しかし、今 1000 万円台の転職はあまりにも当たり前になっている時代ですので、インパクトがないだろうと思いました。

しかし、まだ慣れていない方に年収 1000 万円は大きな壁のように見えてしまいます。例えば、去年 12 月末にぎりぎりで初めて外資系からオファーをもらったコーチングのお客様から下記のようなコメントを頂きました:
「転職活動はじめてみたばかりで、この仕事もどんな内容かまだ把握してないし、比較検討する材料がないのですが、ただ、年収が予想以上で驚きました。」

今、男女を問わず 20 代でも年収 1000 万円稼いでいる会社員が少なくありません。「金融だけじゃないですか ?」と思っていらっしゃるかもしれませんが、そうではないのです。金融はもちろん一番典型的な例ですが、IT、医薬、エンターテインメント、リテール、不動産等、多くの業界で 1 千万円以上稼いでいる会社員がいます。

そのような仕事を選ぶときの考え方についてe-Rirekisho.comのホームページからの文章を引用させて頂きます:

「30 代になってまだ年収 1000 万円を達しない人もいれば、何千万も年俸をもらっているサラリーマン・サラリーウーマンがこの世の中に存在しています。貴方が 1000 万円を達していないとして、彼らは貴方の 2 倍も 3 倍も能力を持ち、貴方の 2 倍も 3 倍も仕事をしているのでしょうか ? 決してそうではありません。

その代わり、高給料を稼いでいる人は皆、頭を使って自分のキャリアを設計します。頭を使って自分のキャリアを設計するということは同じ好きな仕事をするなら:

−　最も成長性が見込める業界で働くこと
−　その中で、最も高い給料を払う会社で働くこと
−　その会社で最も高い初給料で仕事を始めること

です。 」

さて、「今年こそ 1000 万円台外資系転職」ではなく「 10 年間で年収 1 億円会社員を目指して」にした理由はもう一つあります。

「今年こそ 1000 万円台外資系転職」は一時的な目標を示すことに対して、「10 年間で年収 1 億円会社員を目指して」は長期のビジョンを与えるためです。

キャリアは一時的な感情で決めることではなく、長期のビジョンで設計するものだと私は信じております。例えば、28 歳で年収 1000 万円を稼いでいるのに、仕事が無くなり、次の年わずか 600 万円になってしまった人も知っています。

特に小さな外資系企業の場合、経営状況の不安、日本からの撤退等、いろいろ貴方の業績だけで決まらないこともあります。年収だけを目指し、自分が本当にやりたいことの分析、5 年後、10 年後の自分の姿等を考えず、また、転職先企業の徹底した調査もしていなければ、どんなことが起きても貴方の責任です。

一方で、今年だけではなく10 年先まで考えると、一時的なインパルスで決めずに、冷静に自分の目標に向かって走り続けることができます。また、途中でどんな困難に遭っても決してあきらめず、ハードルを一つずつ越えながら、その過程自体を楽しむことができます。

人間関係もとても良くなります。男性でも女性でも、長期で大きな目標を持っている人に魅力や憧れを感じます。貴方の結婚相手も貴方をその道でできるだけサポートしてくれます。もしまだ結婚されていなければ、貴方をその道でサポートしてくれる相手が必ず現れてくれるでしょう。

「10 年間で年収 1 億円会社員」になることにご興味があれば、是非今度のコラムも楽しみにしてください。

2007年に、貴方と貴方のご家族にたくさんの幸せがきますようにお祈りします。

ではまた。

セルダル・バシャラ
英文履歴書作成のe-Rirekisho.com代表

PS：
外資系転職相談キャンペーンを実施しております。是非ご利用下さい。お待ちしております。


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