2005年12月21日

今の職種に満足していますか ? ! -自分の可能性を知る旅に出ましょう (II)

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こんにちは。e-Rirekisho.com のバシャラです。いつも当コラムを読んで頂き、ありがとうございます。

今日も、前回始めさせて頂いた「自分の可能性を知る旅」について続けさせて頂きたいと思います。前回のコラムを読んで頂いた多くの方から連絡を頂き、ありがとうございました。

前回の話を思い出して頂きたいと思いますが、まず下記の質問に答えて頂くようにお願いし、もし答えられなかったら、環境や他の要因に麻痺してしまっている可能性があると申し上げました。

−貴方は今どのような市場価値を持っていますか ?

−貴方の今までの経験はどの分野で活かせますか ?

−もし、今の会社が突然なくなってしまったら、どんな仕事ができますか?

e-Rirekisho.comに外資系転職相談やコーチングに来ていらっしゃるクライアント様によくみられるもう一つの麻痺状態ですが、今の職種しか自分に可能性がないと思っていらっしゃる方が非常に多いです。可能性があるとなんとなく分かっていても、そこからの脱出方法を知らないケースがほとんどです。

例えば、女性のお客様の場合、

「もう派遣で働きたくないが、正社員になるためにどうすれば良いか分からない」

「一般職だから仕事を任せてもらえない。私より仕事ができない、総合職で入った後輩が、どんどん面白い仕事を与えられている」

「女性だから、いくらがんばっていい実績を出しても出世の見通しがない」

ほぼ毎日のように、このような悩みを聞きます。

「日本の事情はこうだから、仕方がない」と思っていらっしゃる方も多いと思います。しかし、私はそのようなコメントを一切認めません。雇用機会均等法が施行される前の日本ではそのようなことが存在していたかもしれませんが、今の社会では、働く環境がだいぶ変わってきています。その中で女性を平等で大切にしてくれている会社が増えてきているのが事実です。女性社長も女性起業家も続出しています。こんな時代の今こそチャンスですよ。

例えば、私が以前働いていた外資系投資銀行のゴールドマンサックスでは、従業員全体の4割程度が女性で、幹部も女性が約2割を占めています。男性も女性もよい実績を出せば、高い年収を得ることが可能です。女性も男性と同様、世界をステージに積極的に活躍できます。また、子育てと仕事の両立のために、育児や授乳施設等まで整っています。

もちろん、このようなチャンスや環境を与えてくれるのはゴールドマンサックスだけではありません。今では、外資系だけではなく、最近、日系の会社でも女性に責任を任せている企業が増えてきています。

あるクライアント様の話です。約3ヶ月前に、日系の会社で一般職をしている女性の方が「外資系に転職したい。自分が本当にやりたいことを見つけたい」という要望で、コーチングを受けることになりました。コーチングを始めてまもなく、新規ビジネスのスターティングメンバーの社内募集が出ました。その方は応募したかったのですが、「優秀な男性がたくさんいるのに、男尊女卑のこの会社で私の移動はとても無理でしょう」と落ち込んでいました。

しかし、「私にできるかなあ」という疑問を持っても何の役にも立ちませんね。そこですべき正しい質問は: 「どうやってできるか?」です。

その方にもそのように伝え、「本当に移動したいのなら、皆を驚かせる志望動機書や企画書を作りましょう」と言いました。インパクトを与える企画書を作るために、ビジネスプランの内容、マーケット分析、情報源を少しガイダンスし、後は任せました。たった3日間で大変立派な企画書ができ、私もとても感動しました。

企画書を提出してからすぐ面接に呼ばれ、大勢の応募者の中から選抜され、早々に移動が決まりました。しかも、同時募集があった、私たちが考えていたよりも上のランクの職種に。移動先の部長に「貴方は抜群でした。」と言われたようです。報告して頂いた時の、にこにこして、幸せにあふれている顔には、嬉しさとともに、大きなストレスからの開放感と将来に関する自信も表れていました。たった3日間で彼女の人生が変わったことを私もとても嬉しく思い、この機会を与えてくださった神様に深く感謝しております。

彼女を成功に導いた方法は下記の通りだと思います:

−自分が置かれている状況に対して不満を感じ、辛い毎日から開放することを決断したこと

−そのために、求人をみたり、履歴書を作ったり、コーチングに申し込んだりする等、何らかの行動を起こしたこと

−目に見えたチャンスをつかみ、それを逃さないために自信を持って徹底的な準備をしたこと

−志望動機や企画書の訂正を何回指摘されても、文句を言わずに専門家の声に耳を傾いたこと−情熱を持って最後まで粘り強くがんばったこと

上記のステップを踏めば、「派遣や契約社員から正社員に」、「一般職から総合職に」、「雑務から責任のある仕事のプロフェッショナルに」変身することが貴方にも可能です。そのために、まず自分で自分のポテンシャルを知り、自分で自分を認めましょう。自分を認めれば、恋みたいに仕事も道が開けますよ。

もちろん、時間はかかることも、汗をかくことも必要かもしれません。そこで、忘れないで頂きたい事は、10年後の貴方の姿は、今の地道な行動で決まることです。幸せ感のある仕事をしながら、将来に関する安定を求めるのであれば、もう一歩上を目指せる「強い意志と勇気」が必要です。そのときをいつまでも待っていないで、まずはできることをやってみて下さい。できることを全てやれば、30歳になるのも、40歳になるのも、50歳になるのも怖くないはずです。

「何をすれば私も成功できるのか?」、まずこの質問に答え、本来の自分を見せるための最初のステップは今すぐ踏みましょう。



セルダル・バシャラ
英文履歴書作成のe-Rirekisho.com代表

PS:
外資系転職相談キャンペーンを実施しております。是非ご利用下さい。お待ちしております。



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